少年用グラブ・ミットの硬式向け加工

中学硬式用にグラブを買うのはポジションが決まってきてからにしたい、というのはよく言われることです。

当店では硬式でも使えるグラブ・ミットに限り、硬式向け加工を承っています。

硬式”向け”加工

「このグラブを硬式用にしてください!」と言われることがありますが、あくまで硬式向けの加工です。

細かい話ですが、大事なところなのでここは毎回「硬式向けに加工」と訂正させて頂いております。

どうやっても軟式用は軟式用です。硬式用にはなりませんが、せめて痛かったり怪我したりしないように加工しましょうということです。

費用をかけて加工する価値があるか?

合皮が多く使われていたり、状態が悪い物に対して加工をしても、望むような結果にならない場合は無駄になりますので新品や中古のご購入がおすすめになります。そのあたりは、よく見て判断させていただきます。

加工内容

基本的には当て革+紐を全て硬式用+グリス交換+αとなります。

当て革によってボールの衝撃が散らばるようになり、幾分痛さが軽減されます。

紐は硬式用に入れ替えることで、切れて硬式球がぶつかる等の突発的事故を防ぎます。

前述したとおり、加工する価値のあるものに関しては、内側の芯(フェルト)加工を追加でご提案することもあります。

最低限当て革+紐を全て硬式用+グリス交換したうえで、オプションとして他の必要な加工をするイメージです。

費用と納期

通常料金で11,000円+TAXとなります。材料を含んだ価格です。

紐を全て外す加工となりますので、追加で発生するオプション加工はお安くできます。

お預かり期間は2~4週間程度みていただきたいのですが、状況によります。

注意点

多少、重く硬くなります。硬式の威力に押し負けないという意味で多少の重量UPは許容されるかなと思います。

加工例

こちらはかなりクタクタの少年軟式用でした。

まずは、長年溜まった油・泥の汚れを落とすところからスタート!そうしなければ機材にも汚れが移ってしまいますので。この方は、大切に扱っていたようですが、やり方が違っているようでした。ちゃんと落ちるクリーナーも使ってほしいなと思います。

受球面の綿が薄くなっていたので補強m¥、表側にも革を貼って補強。ウエブ下の破れを補修、紐を全て硬式用に交換して完成しました。

まとめ

例であげたミットのように、いい物・大切に使われたものであればいくらでもやりようはありますので、ご相談ください。かなり手の込んだ加工になりますので費用はかかりますが、新品を購入するよりは安価になります。

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